私の使用する業務効率化のための道具立て(特別編)

今回分は元々予定にはなかったのですが、最近よく使用する2つのツールをご紹介します。

それは…

Power Automate Desktop(この文章内ではこれ以降PADと書きます)とChatGPTです。

2020年の時点ではこれらのツールは知りませんでした。(ChatGPTについては当たり前ですね)

もちろん、最初に使いだしたのは、PADです。

理由はエンドユーザーから見た時の操作の簡単さと使用料が無料と言うところです。

今でも(今のところ?)PADはある程度の機能までなら無料で使用できます。

世の中では「DX」(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が出始めた頃だと思いますが、このPADを使う事で、1クリックで色々な処理が自動実行できます。

例えば、kintoneを使用してアプリを作成し、定期的にそこに登録されたデータをPythonで抜き出し、CSVファイルに落とし、そのファイルをEXCELで読み込んで、グラフを作るといった業務があるとします。

事務処理としてはこのようなパターンは結構あるのではないでしょうか?

このように、「いくつもの小さい処理」から成るアプリケーションを作ろうと思うとき、私のアプローチは「局所最適化」と言うと小難しい言い方になりますが、個々の作業をそれに最適なツールで実行し、最終的にそれらを連動させ、ユーザーからは効率的に操作ができる仕組みを構築するというパターンを取ることが多くなります。

このように、複数のコンポーネントと言うかツールを使ってそのアプリケーションを作成するわけですが、PADを使う事で、1回ダブルクリックするだけで、そのアプリケーションの構成要素を個別に色々なトリガーを使って、疑似的に自動実行してくれます。

この仕組みは立派に「DXだ!」と言えるのではないでしょうか?

そして、この仕組みを作るうえでの作る側のメリットもあることが、使い始めてよく理解できたのですが、プログラミング部分を小さくできるのです。

私の場合、EXCELファイルを入出力として、pythonで入力されたデータを処理するというパターンが多いのですが、トリガーの検知や入出力処理、フォルダー・ファイル操作などをPADに登録することで、これらの動作をプログラムしなくても処理を動かすことができます。

プログラム側はこのような入出力の部分やファイル操作と言った、本来やりたいロジック以外の部分について、PADに任せることで、ロジック部分のみを書けばよくなり、コードの長さも短くなり、保守しやすくなります。

次に最近出たChatGPTですが…

正直なところ…

ガンガンに使っています。

何に使うかと言うと、メインはずばり「プログラミング」です。

最初半信半疑で、命令を文章で入力し、はきだされたコード(Python)を見て驚きました。

「これは使わない手はない」と感じました。

私はプログラミングの経験は有りますが、自分で「大したプログラマではない」という自覚はあります。それでも2020年以降、必要に応じてVisualBasic,Javascript,Pythonと言った言語を使って、主にEXCELデータの自動処理、kintoneのカストマイズと言った場面でコードを書いてきました。

もちろん、ゼロから書くのではなく、ネット上に散らばっている、似たような機能を持つサンプルコードや、メーカーが提供するサンプルを探して、そのコードを自分で修正して作るというパターンが多かったわけですが、それでもそれらの仕事は私にとって結構しんどい事でした。

自分がこのスタイルを続ける限り、プログラミングは避けられないなあとあきらめていたのですが、そこに登場したのがChatGPT!

実際試して思ったのは、このツールは自分のような「オールド3流プログラマー」を2流に引き上げてくれるツールだと思いました。

もっと言えば、もう自分が1流かそうでないかを気にする必要は無く、とにかくお客様に使いやすいシステムを届けるための大きな支えができたのだと思うようになりました。

まるっきりプログラミングの素養が無い人がいきなりChatGPTを使って、いわゆるプログラム言語でプログラムを書くのは難しいと思いますが、例えばEXCELのちょっと複雑な関数であれば、ChatGPTで期待する関数を作ってもらうとかであれば、事務処理でEXCELを使っておられる方には、直ぐにでもできる事務処理効率ツールが提供されることになると思います。

もちろん、このことは「プログラマの将来性」を考えた時複雑な気持ちにはなりますが…

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