社内SEやってみませんか?(7)

前回に引き続き、今回はもう少し「AIを使ってプログラムを開発する」お話をしたいと思います。

多分あなたの感覚では、「プログラム??? いったい何?」というところから始まると思います。

元々このシリーズは、中小企業・組織の業務、事務処理の効率化、自動化を対象としています。

多分ですが、今あなたが最も使っている事務処理用ITツールと言えば、Excelではないでしょうか?

そしてあなたのExcelの習熟度によって色々な状況があるとは思いますが、例えば以下のような問題です。

1.一旦Excelにデータが入れば、既に関数ができているので処理自体は簡単だが、入力に時間がかかり面倒である。
2.Excelでの処理手順は確立されているが、その中に手作業が多く、処理全体に時間がかかる。
3.Excelで処理するために、あちこちの業務からデータを集めないといけないので、それが大変。
4.Excel内の処理は確立しているものの、その中身はあなたが試行錯誤して作成した関数処理の塊なので、あなたがいないと他人には操作できず、結局手作業と同じことになってしまう。
5.単純にExcelでの操作のみを行っているので、毎回この業務にそれなりの時間がかかってしまう。

ざっとこんな感じでしょうか?

もしあなたがこのような問題に直面しているのであれば、まずは「Excelマクロ(VBA)」開発を、AIを使ってやってみませんか?

もしあなたが今まで全くプログラミング経験が無く、「全く分からない」ということであれば、簡単な入門書を読むことをお勧めします。

もちろんネットにも情報は沢山ありますが、やはり本は系統立てて書かれているので、私は入門書を読むことをお勧めします。

本屋(Amazonでも)にはVBAの本が沢山ありますので、2000円程度で買えると思います。

その上で、AIを使ってプログラムを書いていくわけですが、大まかには以下の内容をChatGPTに入力、あるいは貼り付けることで、プログラムを作成してもらうことができます。

(簡単な内容であれば無料版でも試せると思います)

1.入力されるデータの説明

入力されるデータのフォーマット、どのフォルダに置くか、あるいは入力用のダイアログを出させるのか、といった入力データに関する記述です。

これはもちろん日本語で説明してもいいですが、単純にExcelファイルのスクリーンショットでも大丈夫です。

2.出力されるデータの説明

最終的にそのプログラムで処理した結果、あなたが欲しい処理結果のフォーマット、ファイルの保存先フォルダ、ダイアログ表示の内容等です。

これもスクリーンショットで大丈夫です。複数のスクリーンショットでも問題ありません。

3.入力内容が出力内容に変換される処理の記述

いわゆる「ロジック」部分です。

入力した各項目をどのように処理し、どのように出力につなげるのかを書いていきます。

ここは、できるだけ処理項目ごとの箇条書きで書くことをお勧めします。

ここでの注意点は、「なるべく小さく始めること」です。

いきなり最初から大きな処理を作ろうとするのではなく、まずは簡単な処理から始めるべきです。

そしてやはり「慣れ」が必要です。

簡単な処理から始め、徐々に処理のレベルを上げていくことをお勧めします。

また、最初に無料版のAIから始めると、どこかでその精度や制限にフラストレーションを感じるかもしれません。

私は最初から有料版(月額20ドル)を使っていましたので、無料版でどこまでできるかを正確には把握していません。

ただ、処理内容やプログラムが大きくなってくると、AI側が途中で内容を見失ったり、見当違いなコードを書く場面は増えてきます。

そのような場合は、有料版の利用を考えてみてもいいと思います。

ただ、一番大事なのは、

「とにかく使ってみること」

です。

最初から完璧に動くプログラムを書こうとしなくても大丈夫です。

むしろ、小さく試して、AIに修正させながら作っていく、という感覚の方が実際には近いと思います。

投稿者プロフィール

柳井康伸

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